3/22 Lunch + 「草の戸」ご紹介

3月22日のランチメニューです。

畑の野菜ワンプレートセット

  • 車麩のソテー
  • 白ネギのワイン煮、ケイパーソース
  • 大根のチーズオーブン焼き
  • 季節野菜のサラダ
  • 人参のポタージュ
  • 夢屋のくるみパン

畑の野菜パスタセット

  • ジャガ芋とキノコと芽キャベツのペペロンチーノ
  • お惣菜ココット2品
  • 季節野菜のサラダ
  • 夢屋のくるみパン

ひよこ豆のマクロビオティックカレーセット

  • マクロビオティックカレー

    雑穀入りの白米か玄米をお選び頂けます。

  • 季節野菜のサラダ
  • お惣菜ココット2品

本日の蒸しパン

  • オーガニックオレンジピールの蒸しパン

いよいよ明後日水曜日から、型染め作品展「草の戸」が始まりますが、先日、その作家さんである杉 枝里奈さんの工房へお邪魔して来ました。

紅型、型染め、どちらもこれまで全くと言っていいほど触れた事の無かったものだったので興味津々、作品展に向けての取材…のような雰囲気を醸し出しつつもかなり個人的好奇心で押し掛けてしまいました。やっぱり職人技術系には強く惹かれます。

まずは、そこで勉強させて頂いた型染めの行程ですが、

①素材をスケッチ→スケッチしたものを型紙に落とし彫り貫く→「型完成」

②その型を織物生地にあてて空いた部分に糊を置いていく。

③型を外した糊の無い部分に、染料を差していく。

④糊をふやかして落とす。

かなり大まかだと思いますが、このようにして作られていきます(だと思います…)

こう書いてしまうと、凄く簡単なように見えてしまいそうですが、ちなみにこれがその「型」です。

紅型染め

型一つでこれです….率直に、自分は一目見ただけで気の遠くなるような作業だと感じました。

これに、生地をあてて糊を置いていく訳ですね。とてもじゃないけど自分には…と話していたら、杉さんは「本当に全部楽しいんですよ」とおっしゃいました。

以下、糊置き・乾燥行程。

紅型染め

紅型染め

ところで、杉さんは現在紅型を基礎にして独自の型染めを追求していらっしゃいますが、ひとつ面白いものを見つけました。

紅型染め

これ、型染めの型を彫る時の下敷きに使っているという台座なのですが、紅型の根ざす沖縄らしいある物でできています。びっくりしましたが、なんと「豆腐」です。「ルクジュ」と言うそうで、沖縄独特の固い豆腐をさらに乾燥させて台座に使うのだそうです。ちなみにその横のカッターのようなものも、紅型独特の型を彫るための道具なんだそうです。普段お目にかかれない物ばかりで目が爛々でした。

そんなこんなで、楽しく過ごさせて頂いた「取材」だったのですが、とにかく絵の才能、彫る技術、全ての途方も無い手間、などなどの全てが合わさって、やっと一枚の作品となるこの型染め。一人でどんどん制作していく杉さん、お若いのに….なんて余計かもしれませんが、色々と感心しきりで帰って来ました。

長くなってしまいましたが、実は今回の作品展の名前「草の戸」は、松尾芭蕉の奥の細道から拝借しています。紅型の伝統技術と、杉さんの新しい独自の表現との融合できっと素晴らしいものになると思っています。

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